セラピードッグとは
動物介在療法(Animal Assisted Therapy : AAT) のために、特別な訓練を受けた犬のことで、米国では60年の歴史があり、日本でも認識が高まってきています。
動物介在療法とは、医療現場において、動物(犬)を介して治療を行うことです。
医療施設、高齢者施設等で、患者さんのリハビリ活動の際、セラピードッグが同速で歩いたり、ベッド上で介添えをするなどして、身体面、精神面での機能回復を楽しく補助することで、大きな成果を挙げています。
日本におけるセラピードッグの活動
音楽家として渡米し、ライフワークとして80年代からセラピードッグを育成してきた大木トオル氏により、米国での経験をもとに国際セラピードッグ協会が設立され、啓蒙活動を行うと共にセラピードッグの育成とトレーナーの育成支援を行っています。
大木氏が、特に力を入れているのが、日本における年間20万頭もの犬・猫殺処分問題です。 動物愛護法の改正にも尽力、動物愛護の第一人者として、NHK他、多数のメディアに取り上げられています。
千葉県松戸市の、国際セラピードッグ協会訓練センターでは、殺処分寸前のところを保健所から救出した犬や、東日本大震災の時の、福島の被災犬たちが多数生活しています。
素性もわからない犬ばかりですが、手厚いケアで、心身ともに元気になりセラピードッグになるための訓練を受けています。
名犬 チロリ
日本初の認定セラピードッグ。
千葉県松戸市で、生んだばかりの子犬5頭と、ゴミ捨て場に捨てられていた、後肢に障害を持つ、雑種のメス犬です。殺処分寸前に、大木トオル氏によって救助されました。数々の奇跡を生み、日本のAAT(動物介在療法)に道を拓き動物愛護法に多大な影響を与えました。
- 2006年3月 没
- 2007年5月 築地川銀座公園に、ブロンズ像建立
- 2013年7月 お台場ヴィーナスフォート1階に、「チロリカフェ」オープン
「命あるものには幸せになる権利がある」
大木トオル氏著書 「わがこころの犬たち」より
※国際セラピードッグ協会、大木トオル代表、名犬 チロリについてはリンクページをご覧ください。
セラピードッグサポートクラブ発足の経緯
2004年8月、ブルースシンガーとして著名な、国際セラピードッグ協会・大木トオル代表が、セラピードッグを連れて、「ぬまづサマーガーデン」のメインアーティストとして来沼。
セラピードッグによるデモンストレーション、大木代表によるサイン会、活動をテーマにした映画 「犬と歩けば チロりとタムラ」の上映会等が行われました。
そのすばらしさに感動した、加藤元章・前会長、他メンバーにより「活動をサポートする組織を立ち上げよう!」という話となり2004年12月に結成されました。
- 2016年4月 会長交代
加藤元章会長より笠井清美副会長に引き継ぎました。 - 2016年現在、会員数約40名。
目指すこと
沼津市を中心に、セラピードッグを県東部に啓蒙・普及させ、地域福祉の向上を計ります。
地域における「捨て犬ゼロ・殺処分ゼロ」を目指し、獣医師会や県保健所他NPOと、ネットワーク化を推進しています。
活動実績
県内老人福祉施設訪問、及び 講演会を多数実施。捨て犬の殺処分ゼロに向けた里親探し活動を実施。(救った犬、約80匹)
動物愛護関係、福祉関係のイベントに多数参加。
メンバー募集中!
一緒に楽しく活動しませんか?
- 動物愛護に関心のある方
- 犬の好きな方。動物の好きな方。
- 皆で楽しくワイワイするのが好きな方。
年会費 3,000円
年齢、性別、趣味、特技、全くもって不問です!
連絡先
事務局・加藤 TEL・FAX 055-962-319